PRUV開発室

文末表現チェック機能リリース

カテゴリー:新機能  作成日:2024-05-16

同じ文末表現を多用すると稚拙な文章に見えてしまいます。これを回避するのに有効なのが、今回PRUVがリリースした「文末表現チェック機能」です。表現力の豊かな文章を作成する一助としてご活用ください。

本機能は2種類の動作をします。

一つは「同じ文末の連続」を検出する機能。もう一つは「同じ文末が一定の範囲内に存在するかどうか」を検出する機能です。

一般的に、「~です」「~だ」といった文末を3回以上連続させるのは好ましくないとされています。しかし特に敬体(ですます調)は文末のバリエーションが少ないため、同じ文末表現が連続しがちです。

「同じ文末の連続」検出機能によって連続を検知して文末を他の表現に変えることで、これを回避できます。

「同じ文末が一定の範囲内に存在するかどうか」を検出する機能は、文が連続していなくても指定した範囲内に同じ文末表現が存在すると通知します。

例えば「~の開発を進める」「~の検討を進める」「~の取り組みを進める」など、ある程度の長さがある表現(~を進める)が多用されている文章があるとします。そもそも「進める」は不可ではないにしても不必要な表現でしょう。「~を開発する」「~を検討する」「~に取り組む」でもよいのです。

「~が可能となる」や「~ができる」なども使ってしまいがちです。助動詞1単語程度ならともかく、ある程度の長さを持った表現の多用は稚拙さ、表現の引き出しの少なさを際立たせてしまいます。

デフォルトの設定を推奨しますが、お好みに応じて検知条件を厳しくしたり緩めたりするなど、ご調整ください。

「同じ文末が一定の範囲内に存在するかどうか」を検出する機能は、対象範囲を広げてチェックすることで自分では気付かなかった“文のクセ”を見つけられるかもしれません。