PRUV開発室

AIチェック機能リリース

カテゴリー:新機能  作成日:2023-12-03

一部のPRUV Businessユーザーのみに提供していたAIチェック機能を公開機能としてリリースしました。現時点では、P2LM(PRUV Poor Language Model)のみ利用可能です。単語の出現確率を推論し、確率がしきい値以下の単語を指摘します。

AIチェック機能を利用する場合は、[辞書&オプション機能選択]-[拡張機能]で機能をオンにしてください(デフォルトはオフ)。

これに伴い、サーバリソースを節約するためPRUV Trialの入力可能文字数は800文字となります。

●P2LMとは

ChatGPTに代表されるLLM(Large Language Model:大規模言語モデル)を動かすことができない貧弱(poor)なサーバで利用することを目的に独自開発した言語モデルです。性能よりも、「(一応使える)言語モデルをどこまで小さくできるか」を追求した実験的な実装です。

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PRUV Businessお申し込みページ開設

カテゴリー:新機能  作成日:2023-11-11

PRUV Businessのお申し込み方法を簡略化し、Webフォームからお申し込みいただけるように致しました。

PRUV Businessの料金体系もユーザーアカウントのみに整理致しました。これにより、月額料金をシンプルに計算できるようになります。

固有名詞強調表示機能リリース

カテゴリー:新機能  作成日:2023-10-09

誤入力の目視チェックを支援する、固有名詞の強調表示機能を追加しました。この機能を使う場合は、[チェック開始]ボタンの下の「辞書&オプション機能選択」をクリックし、「基本機能」タブの「その他設定」で[固有名詞強調表示]をオンにしてください。

本機能は、PRUVの形態素解析辞書に「固有名詞」として登録されている単語を強調表示します。固有名詞のはずなのに強調表示されていなければ誤入力の可能性がある、ということになります。

例えば、「金沢工業大学」を誤って「沢工業大学」としてしまったとします。「金沢工業大学」は強調表示されますが「沢工業大学」は強調表示されないため、人間による目視チェックが容易になります。

ただし、この機能には以下の制約があります。

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JSON版APIリリース

カテゴリー:新機能  作成日:2023-09-30

オンライン校正支援サービスPRUVのAPI(JSON版)をリリースしました。

JSON版は、処理の結果(レスポンス)をJSONで出力します。APIの使い方は従来のAPI(XML版)とほぼ同じです。詳しくはマニュアルを参照ください。

JSON版は形態素解析の結果を返却しません。そのためPRUVの一部の機能は使えませんが、構造がシンプルなのでクライアント側の開発はXML版よりも容易です。

XML版と同様、APIの提供はPRUV Businessのみとなります。

辞書API β版リリース

カテゴリー:新機能  作成日:2023-06-10

外部から辞書のルールの追加や削除などが可能なAPIをリリースしました。本APIを利用することによって、PRUVの管理画面以外(自作の管理ツールなど)から辞書を操作できます。

PRUVをAPIで自社CMSなどに組み込んでいる場合、ルールの編集のためにPRUVにアクセスするのは煩雑です。本APIによって日常の処理の多くが自社CMS内で完結するでしょう。詳しくはマニュアルをご参照ください。

本APIも既存のAPIサービスと同様PRUV Business専用です。PRUV Proではご利用になれません。

なお、ユーザー管理などは毎日何度も発生することではないため、現状ではAPIを実装する予定はありません。ご了承ください。

固有名詞辞書リリース

カテゴリー:新機能  作成日:2023-05-21

あるPRUV Businessユーザー様からのご依頼により、社名や製品名、人名などの固有名詞に関わるルールを「日本語基本辞書」や「コンピュータ用字辞書」などから「固有名詞辞書」として独立させました。これによって、これら「間違ってはならない」固有名詞を専用の強調表示フォーマットで表示します。

固有名詞辞書は、各種媒体やPRUVで使われたtypoなどを集約したものです。カバレッジ的には非常に限定されたものに過ぎませんが、実在のミスであるが故にまた「起こり得るミス」であるとも考えられます。

今後も固有名詞関係のミスをこの辞書に集約し、正確な文章作成の支援に努めて参ります。

固有名詞辞書を利用する場合は「辞書&オプション機能選択」で固有名詞辞書をオンにしてください。

曜日チェックの和暦対応

カテゴリー:新機能  作成日:2023-04-06

年月日と曜日の齟齬をチェックする機能を和暦に対応させました。

従来は年月日が「西暦4桁+X月+X日」あるいは「本年+X月+X日」の場合のみ正常に機能していました。今回のアップデートで「元号+X年」でも機能します。対応する和暦は明治(太陽暦採用後)~令和です。

曜日のフォーマットは従来同様、「月~日」「月曜~日曜」「月曜日~日曜日」を全角あるいは半角の「()」で囲った場合です。

AI校正 Ver.3.5(ChatGPTによるAI校正機能)リリース

カテゴリー:新機能  作成日:2023-03-24

「ChatGPT」を利用して校正するAI校正をバージョンアップしました。

新たに「チェックモード」を実装。「誤字脱字を指摘」は誤字脱字、typoを指摘します。「ミスに限定せず添削」は、間違いのない文章でもより良い表現をChatGPTが提案します。対象読者やトーン&マナーの観点で必ずしも最適な提案ではないかもしれません。

textlintのようにPRUV本体との統合も検討中ですが、ChatGPTの処理時間と従量制課金の2点によって現時点では時期尚早と判断しました。もうしばらくユーティリティーとして実験的実装を継続します。

では引き続き、AI校正を通してChatGPTによる校正の可能性をお試しください。

textlint機能リリース

カテゴリー:新機能  作成日:2023-03-18

オープンソースの優れた自然言語用Linter(テキスト校正ツール)である「textlint」をPRUVに統合しました。これによって、PRUVとtextlintによる同時チェックが可能になります。

「辞書&オプション機能選択」の[拡張機能]タブでtextlint機能を有効化するだけで利用できます。

textlint本体とその周辺環境(ルールや辞書)はtextlintコミュニティの成果物であり、PRUVとは全く無関係に開発されている独立したツールです。出自も設計思想も異なるツールを併用することで、校正に新たな可能性が生まれることに期待しています。

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AI校正 Ver.3(ChatGPTによるAI校正機能)リリース

カテゴリー:新機能  作成日:2023-03-03

「ChatGPT」を利用して校正する機能をバージョンアップしました。

従来の「davinci-003」に加えて、3月1日に公開されたChatGPTのAPI「gpt-3.5-turbo」に対応しました。「モデル選択」で使うモデルを選択可能です。

gpt-3.5-turboはdavinci-003の1/10の価格(1000トークン/0.002ドル)で利用できます。ただ、校正結果やその理由の説明については今のところdavinci-003よりも劣るように感じます。gpt-3.5-turboは継続的に改善されるモデルなので、今後制度が向上するかもしれません。

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