PRUV開発室

ユーザー辞書に「もしかして」ルール(β版)を追加

カテゴリー:新機能  作成日:2024-08-24

PRUVにユーザー独自のルールを登録できるユーザー辞書に、「もしかして」ルールを追加しました。本ルールは、「正しい表記」を登録するだけで表記揺れや誤入力を検知します。

従来のルールは全て誤表記や禁止したい表記を登録するものであり、全ての誤りをチェックするには全ての誤りに対応するルールを定義する必要があります。これに対してもしかしてルールは「正しい表記」を登録するだけで、「正しい表記に似ているが同一ではない」表記を検出するため検出モレを低減できます。

もしかしてルールとして「デジタルトランスフォーメーション」を登録するだけで、「デジタトランスフォーメーション」「デジタルトランスフォメーション」といった誤入力を検知します。従来のルールであれば「デジタトランスフォーメーション」「デジタルトランスフォメーション」あるいはそれ以外の誤入力のパターンを検知するためのルールを個別に登録する必要があったので、ルール登録の負荷が大幅に低減します。

もしかしてルールは他のルールと同様、「辞書管理」の「チェックルール編集」で登録できます。「対象設定」の「チェックモード」で「もしかして」を選択してください。しばらくはβ版として運用して、バグ修正などを行います。

残念ながら万能ではないため、「他の正しい表記」を誤検知する、計算上「似ていない」と判定して検知の対象外にしてしまう、といったことも起こり得ます。処理負荷が高いためチェック時間が長くなるという弱点もあります。

適材適所で従来のルールも組み合わせてご活用ください。