表記ルールチェック機能
PRUV Businessでは、辞書だけでは対応できない表記ルールチェック機能を専用プラグインとして提供しています。そうした機能の中から、汎用性があるものを利用できるようにしました。
下記の機能を利用する場合は、「辞書&オプション機能選択」の「拡張機能」タブにある[表記ルールチェック」で必要なものをオンにしてください。
なお、専用プラグインご利用のPRUV Businessユーザーには不要な機能なので、選択できません。必要な機能は専用プラグインに実装してご提供します。専用プラグインは複数のチェックをまとめて実施するなど、処理が効率化されています。
また、「公用文 用字用語辞書」をオンにすると表記ルールは公用文用に固定されるため手動設定は不可能になります。公用文を作成するとき以外は公用文 用字用語辞書をオフにすることをお勧めします。
全角英数字を使わない
全角のラテンアルファベット(A~Z、a~z)とアラビア数字(0~9)を検知します。
縦書きが前提の新聞の一部を除く多くのメディアが英数字を半角で統一しています。
半角片仮名を使わない
不要な半角スペースチェック
行末や全角文字の間など、不自然と思われる半角スペースを指摘します。
不要な全角スペースチェック
数値をカンマ区切りしない
「12,800」のように、桁がカンマで区切られてる数値を検知します。1万以上の数値の場合は、「万」「億」「兆」を使った表記を提案します。
例:12,800→1万2800、506,003,400→5億600万3400
桁数の多い数値に万、億、兆を挿入
「数値をカンマ区切りしない」とは異なり、カンマに関係なく「12800」のように桁数の多い数値を検知して「万」「億」「兆」を使った表記を提案します。
例:12800→1万2800、506003400→5億600万3400
閉じかぎ括弧直前に句点を付けない
「今日は晴れだ。」
のように、閉じ括弧の直前にある句点を検知します。
限られた紙面(誌面)を有効活用することと、行末に禁則文字が連続することを避けるため、多くの新聞や雑誌はこの場合、句点を打たず「今日は晴れだ」にしています。
会話文のみの行末に句点を付けない
「今日は晴れだ」。
のように、会話文だけで構成された文に打たれた句点を検知します。
などの場合は検知対象外です。
い抜き言葉をチェックする
パンを食べてる(食べている)、ゲームしてた(していた)
のように、「している」の「い」を省略した「い抜き言葉」をチェックします。
い抜き言葉はくだけた表現のため、話し言葉としては違和感なく、ある程度親しい間であれば目上に対しても使える場合があります。
例:(先生などに対して)昨日は遅くまで勉強してました(勉強していました)。
い抜き言葉をチェックする(地の文のみ)
「昨日は遅くまで勉強してました」と彼は言ってた
のような場合、かぎかっこ内の「してました」は許容(無視)し、地の文の「言ってた」のみ指摘します。会話文ではくだけた表現を使いたいという場合に使います。
い抜き言葉をチェックしない
い抜き言葉をチェック対象外にします。